兵庫県外科医会
 

updated 2020-04-28

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兵庫県外科医会・掛地 吉弘会長 (神戸大学大学院医学研究科外科学講座食道胃腸外科学分野 教授)

 

会長就任のご挨拶  
       

 

                        令和元年6月3日
  
                      兵庫県外科医会、会長
                      神戸大学大学院医学研究科外科学講座食道胃腸外科学分野 教授
                      掛地 吉弘
 

 令和元年5月11日の総会で第28代目の会長に選出いただきました神戸大学の掛地です。 前任の冨田尚裕先生と同様、会員の皆様のご指導・ご協力を何卒宜しくお願いいたします。
 本外科医会は、昭和28(1953)年に初代会長、野瀬善三郎のもとで設立され、2代目以降は、神戸大学と兵庫医科大学の外科系教授が順次会長を務めてこられ、平成13年、21代目の川北博明先生以降は一般病院の施設長の先生方が会長を務めてこられました。第27代の兵庫医科大学冨田教授が再び大学人として会長を務められ、この度、バトンを譲り受けました。66年の長きに亘って多くの諸先輩方により、外科に関連する学術的な活動、医療保険、会員相互の親睦など、大切な活動を続けてこられたことが今日に繋がっており、極めて有難く思います。
 平成の時代にインターネットや携帯電話などの情報技術が発展し、医学の情報も瞬時に手元に得ることができるようになって参りました。全国レベルの学会の拡充とともに、地方の医会の在り方が見直されてきています。また、外科医の不足とともに地域の医療体制も専門化や集約化による再編成を迫られています。外科医にとって厳しい状況ですが、困難な状況において、現在の問題点を明らかにし、将来の方向性を見定める取り組みが必要です。様々な年代の先生方に参会して頂き、臨床から医療における様々な問題を議論し、交流を深める場を作っていければ幸いに存じます。会員の先生方からご意見を伺い、貴重な症例報告から外科臨床の課題、医療保険制度まで幅広く魅力的な企画を作っていければと考えます。多くの先輩方から若手外科医へ伝えるべきメッセージも歓迎します。
 本会は日本臨床外科学会の兵庫県支部としての役割も担っています。日本臨床外科学会との協働・連携も強めて、兵庫県の外科全体の活性化を促進し、兵庫県の外科のレベルの向上に少しでも貢献できたらと願っております。新しい令和の時代を迎えて、外科医が活躍できる場を作る一助に本会がなれば幸いです。会員の皆様の忌憚の無いご意見を頂戴致したく、今後益々のご指導・ご協力を宜しくお願い申し上げます。